

"作り上げる"仕事
- 伊藤里恵
- 営業部門 営業部 営業課 営業係
名古屋外国語大学 現代国際学部 現代英語学科卒業。2008年入社。
営業職として国内のメーカーや営業所などを飛び回る日々。
休日にはゴルフに熱中している。


営業として国内のハーネスメーカーさんにヒューズを納入しています。担当しているのはマルチスローブローヒューズ。クルマのボンネットを開けると中にある物ですが、実を言えばこの会社に入るまで、どんなものかわかりませんでした(笑)。そんな状態でしたので、営業といっても最初のうちは設計の人と一緒にお客様のところへ行っても言葉もわからず、隣でメモをとることだけで精一杯でした。
マルチスローブローヒューズは車種ごとにほぼ専用で設計するので、お客様の希望を聞きながら詳細を決めていきます。ですから、営業だけで決められることはほとんどありません。お客様から「このくらいの性能で、このくらい小型・軽量で、このくらいの納期で」というご希望をお聞きして、持ち帰って設計や製造の人たちと調整します。お客様の希望を100パーセント叶えられれば理想ですが、コストや性能やキャパの関係上なかなかそうも行きません。妥協点を探りながら、可能なかぎり良い物を納入することを毎回意識しています。注文をいただくごとに新たなプロジェクトがスタートして、そのプロジェクト全体のコーディネート役を任されています。大変ですがその分やりがいを感じています。


コーディネート役を果たす上で大切なのは、設計や製造の人たちとのコミュニケーションです。時間があれば現場に足を運んで、雑談も交えながらできるだけ現場の人たちと話をする。そうやって信頼関係が作れれば、プロジェクトはうまく進みますし、私も製品についての知識を深めることができます。
今、担当しているマルチスローブローヒューズについては、だいぶ知識も深まってきましたが、今後はもっとほかの製品についても知識を広げて、仕事の幅を広げていきたいですね。特に今後社会的にも需要が高まっていくハイブリッドカーや電気自動車用の高電圧ヒューズ(EVヒューズ)は、しっかり勉強しておこうと思います。
大学時代は英語を学んでいたので、ゆくゆくは海外にもPECの製品を売っていきたいとも考えています。まだ、自分のスキルがそこまで至っていないと思いますが、この会社は今後の希望などを聞いてくれる仕組みもあるので、スキルアップできてきたら挑戦したいですね。PECは、やる気さえあれば、若手や女性であっても責任ある仕事を任せてもらえる会社。機会を活かして成長して、お客様や同僚のみんなの役に立てる営業になることが目標です。