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PECで働く先輩たち

柴田秀樹

工学部電子情報工学科卒 開発技術部門 開発技術部 開発技術1課 1973年6月生まれ 1998年4月入社

開発/設計とそれに付随する業務を行う開発技術部の中で、私は製品の構想の検討・図面作成・材料の手配・試作・評価という構想段階の業務から、お客様との仕様調整・検討・試作評価・量産化という開発/設計業務に関するさまざまな仕事を業務の範囲としています。

自由かつ自主的に仕事に取り組める

柴田秀樹開発・設計の業務について、当社では自分で自由に検討していけるという社風があり、仕事は個々人が各々の担当する仕事を自分で進めています。もちろん、周りの人に相談したり、アイデアをもらったりということはありますが、基本的には仕事が個々に分かれ任されています。困難な部分はありますが、自分が描いたものが製品になるということに、大変やりがいを感じます。自動車部品店で自社製品を見つけたときなどは、たまらなくうれしいですね。
仕事の端緒としては、お客様の依頼から始まる場合と、商品のニーズを検討して個々が上司などに提案していく場合があります。どちらの場合も、一人で自由に進めていくというやり方は同じです。もちろん、お客様や営業の方などとの打ち合わせなどはありますが、こと開発・設計に関しては自分の仕事は自分が責任者です。それだけに、自主的に進めていかないといけないという面があります。誰かの指示を待って...ということはないわけですから。

特許取得も日常業務のうち

柴田秀樹部署の業務の1つとして特許の管理があります。特許を取るということは、一般の方にとってはあまりなじみがなく、特別なことのように思われるかもしれませんが、当社開発技術部においては日常業務の一部となっています。私自身も入社以来10数件、自らパテントを書いて出しています。年に1~2件はあるという感じでしょうか。
特許の取得については、新規性・進歩性が要件となりますから、日常の業務の中でもその点は意識しています。何が新規で何が進歩か知らなければいけませんから、常に勉強が必要だと思っています。

PECを志望する学生のみなさんへ

開発/設計の仕事には、特別な資格はいりません。数字に強く論理的思考が得意な人に向いているとは思いますが、数字を見ただけで拒否反応を起こす、というほどでなければ、やる気があれば対応できると思います。また、パソコンのスキルについて、私自身、学生時代はワードで卒論を書いた程度のスキルでしたが、今では、業務に必要なソフトは問題なく使えています。
後輩になるみなさんには、わからないことがあればどんどん聞いてほしいと思っています。悩むポイントは人それぞれで、どこでつまずいているか傍目には気付かないことが多いので、こちらからの働きかけはなかなか難しいと思います。ただ、回り道が自分のためになることもあるので、もし納期などに余裕があるなら、一通り悩んで、調べて、その上で誰かに相談するとよいと思います。
私は、お客様に喜んでいただき、ほめていただけるような製品を作りたいと思っています。そのような思いを共有できる人が後輩になってくれることを期待しています。


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田中 透

第1事業部門 製造1部 生産技術課 生産技術1係 係長 1970年4月生まれ 1993年4月入社

生産技術課は、金型設計/製造・メンテナンス・改善をしています。その中で私は、設計を担当しています。

私が最初に作ったヒューズが15年経てなお現役

田中 透この仕事をしていてやりがいや達成感を感じるときは、1つの仕事について2回あります。「金型ができてうれしい」「その金型で製品ができてうれしい」の2回です。また、新車発表で自社の新しいヒューズがついているのを見たときにも感じます。量販店で自社製のヒューズを見たときなども楽しい気持ちになります。
そんな私が入社直後に一番初めに作った、自社工場で使用している機械の一部に取り付けた装置が、今も現役で動いています。壊れずに動いているということだし、交換されていないということは大きな不具合もなく役割を果たしているということなのだろうとうれしく思い、入社当時の初々しい気持ちを思い起こしたりなどして、またがんばろうという気持ちになります。

ほめてのばす喜び

田中 透私は、人はほめてのばすものだと考え、コミュニケーションを大事にし、長所進展法で接するようにしています。日常の業務の中で、ほんの些細なことでも、その人なりの工夫や独自のいいアイデアがあれば、そういうのを見てあげて「いいね」と口にしてほめます。
ほめられれば、大概の人はうれしく思い「次はもっとがんばってみよう」と思うものです。その思いが次につながり、よい循環が生まれます。そうやって社員が成長していく姿を見るのは楽しいものです。
会社としても、成果主義を取り入れ、活気があります。「がんばれば認められる」という雰囲気と、実際に評価された人の姿はみんなの励みになっていると思います。

PECを志望する学生のみなさんへ

私が学生のみなさんにお伝えしたいことは「学生時代はよく遊べ」ということです。学校の勉強をないがしろにしていいという意味ではありませんが、よく遊んでいろいろな経験をした人のほうが、アイデアを生み出す力があり、仕事ができるという印象があるからです。アルバイトでも旅行でもサークルでも何でもいいです。とにかく幅広く経験して、人間の幅を広げてください。
子ども時代の遊びも意外に重要です。何気ない工夫の種が隠れていることが多いものです。私自身は、子どもの頃目覚まし時計を分解したり、自転車の改造をしたりして遊んでいました。それが今の仕事につながっている部分もあるかもしれません。人との付き合いも子ども時代の遊びの中で身につけた、という人も多いのではないでしょうか。
ともあれ、「よく遊び、よく遊べ」です。


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浅野直仁

経済学部経済学科卒 第2事業部門 営業2部 営業課 営業係 係長 1968年7月生まれ 1992年4月入社

私の所属する部署ではプレス関係の受注活動をしています。その中で私は、第2事業部の売り上げ管理をしています。

営業は情報戦。スピードとフットワークが命

浅野直仁私が関わっている営業は、すでにあるものをただ売るのではなく、お客様のニーズに合わせて「安くよいものを作るには」ということを一緒に考えて提案していくところから始まります。よい提案ができれば、「じゃあ、一緒にやっていこう」ということになり受注につながります。
よい提案をするにはどうすればよいか? そこは情報の早さと正確さが勝負です。お客様のニーズについていち早く情報をつかみ、他社より早く安くよいものを提案できることが重要です。そのため、こまめに関係各所からの情報収集を図ることが必要になってきます。特にお客様からの情報は貴重です。
また、得られる情報を生かす基礎として、自社の製品についての正確な知識はもちろんのこと、他社、あるいは業界全体の動向も把握しておかなければなりません。自分の中で情報をいかにストックするか、そして新しい情報を入れていくかが鍵となります。
当社では、投資にかかる決済が早いため、他社より早く安くいいものを提案できる環境があることは、大変な強みであると思います。

華麗に海外勤務?...実際には文化の壁が!

浅野直仁2000年から2005年までの5年余り、米国の子会社で勤務していました。言葉の面で苦労するかと思いましたが、意外や意外、それよりも大変だったのは文化の違い、仕事に関して言えば「働く」ということに対する考え方・習慣の違いでした。
違いの例として、たとえば給料の査定については、査定した上司が直接本人に伝えるようになっていました。日本ではそのような経験がなかったため、最初は非常に戸惑いました。また、スタッフは年俸制だったのですが、最初の契約で午後5時までの勤務という条件の人が6時まで働いたら、即「年俸の値上げ」という話が出てくるほど、労働とその対価ということに対してシビアな感覚を持っていることに驚きました。米国では、厳しい状況の中で数値を上げることが期待され、なかなか大変なこともありましたが、ここでも当社ならではの早い決済が大きなビジネスチャンスにつながったことが思い出として残っています。

PECを志望する学生のみなさんへ

営業職を志望されている方に対して私からのアドバイスとしては、営業職としては「お客様に好かれること」が第一だということです。どんな人がお客様に好かれるかといえば、まずは明るい性格と表情です。次の段階として「信用されること」が重要です。信用されるには「今日やるべきことは今日中に」「レスポンスはタイムリーに」ということが求められます。学生のうちからそれを心がけ、習慣にしていくとよいでしょう。
知識はあったほうが業務になじむのも早くなるとは思いますが、なくてもやる気さえあれば、周りの人から学べることも多いと思いますので、その点はあまり心配はいりません。
営業職は、個人のがんばりが直接数値に表れる、大変やりがいのある仕事です。ガッツのあるみなさんといっしょに働けることを楽しみにしています。


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