

モータリゼーションの急速な発展と共に、常に時代の最先端を歩んできた太平洋精工の自動車用ヒューズ事業。1970年には世界初となるガラス管ヒューズのフルオートマチックでの生産を開始するなど、リーディングカンパニーとしての地位を着実に築いてきました。
自動車用ヒューズには、大きく分けて「ブレードヒューズ」(速断性ヒューズ)と「スローブローヒューズ」(遅断性ヒューズ)、そしてハイブリッド車に使用される「EVヒューズ」(高電圧ヒューズ)の3種類があります。このうち最も歴史がある「ブレードヒューズ」は、時代のニーズに応え小型化を実現しました。現在ではさらにコンパクトで低コストな「低背ヒューズ」が最新のブレードヒューズとして普及しています。
一方、主にモーターを使用する回路(ワイパー、パワーウインドウ等)に組み込まれる「スローブローヒューズ」は、1982年に製造販売を開始し、ニーズに応じて進化を遂げ、現在では回路をトータルで小型化するという考えで、「マルチスローブローヒューズ」と呼ばれる多極化製品のニーズが高まっています。太平洋精工が世界で初めて開発したハイブリッド車向けの「EVヒューズ」は、国内シェアのほぼ100%。世界的なエコムーブメントの高まりで、今後も需要は伸びていくと推測します。
自動車用ヒューズと家電用ヒューズは、目的は同じでも規格や要求仕様が大きく異なります。太平洋精工では会社設立以来、その技術・ノウハウを自動車用ヒューズのみに注いできました。そんな一つの製品分野に対する強いこだわりがやがて大きな信頼となり、現在では年間14億個にも及ぶ自動車用ヒューズを生産するまでに成長しました。2007年2月には累計150億個を達成。200億個、300億個に向け、その数は着実に増え続けています。
生産ラインはすべてフルオートマチックで、徹底した合理化・低コスト化を実現。常に最先端の設備を導入し、信頼性の高い生産体制を構築しています。開発部門と製造部門のスムーズな連携も、ヒューズ事業部の大きな特長です。製品化していく上での工夫・改善点や、製造上の問題点などの情報をお互いにフィードバックし合う体制を整え、お客様のニーズに的確かつ迅速にお応えしています。